テニスボールケース商品化計画
                 プロローグ

私は、オリジナルの発明品を自分で製作販売して暮らしています。。
多くの発明家の持つ「夢」として、アイデアを企業に買って貰い、あとは、ロイヤリティーで左うちわな生活。。
というスタイルがあるのですが、
私の場合、発明は楽にお金を手にできる方法、ではなくて、発明完成後、取り扱ってもらえる会社に売り込む、、、注文が入ったら作る、、、と、やりがいはあるものの大変な仕事でした。

そこで、ちょっと初心に帰り、企業にアイデアを商品化してもらう、、、という王道??に再挑戦してみます。

商品化してみたいアイデアは、100件以上あるのですが、、その中で選んだのは、
テニスボールの保管ケースです。

どのような結末を迎えるか判りませんが、、、
リアルタイムでUPしていきたいと思います。

第20回 2010/4/24
昨日、知り合いの、大阪にある石○金型に訪問し、テニスボールパックについて、お話してみました。。。
金型代は、(私は)たこ焼きケースの方が高いと思っていたら、、ダンゴケースの方がかなり高いとのこと。。。理由は、ネジを形成するには、金型にモーターを仕込む必要が有る為、大変らしい。
そこで、色々ディスカッションしていて、クラッチ構造がいい、と言うことでアドバイスいただきました。
これは、例えばインスタントコーヒーの蓋など、少しの角度回転させると、開いたり閉じたりする蓋です。
この原理を利用して、60〜120度程度回転させることで、Оリングの圧縮も行わせる。。。という方式がベストだろう、、、と考えています。
クラッチ構造の場合、
1 モーター不要なので金型コストが抑えられる。
2 回転角が小さいので、ワンアクションでボールの出し入れが出来る。
3 ネジの場合、斜めにねじ山をかみこませてしまう恐れがある。
4 Оリングの擦れる距離が少なくなるので、過酷さが減少。
5 強度が高い
第19回 2010/4/21


十分な密閉力があると確認できたケースが手に入ったので、
その中に、テニスボール以外の隙間がないように、充填材を入れました。

ボールの下半分は、油粘土と土粘土に埋まるように、半球型の凹みを形成し、その上にテニスボールをはめ込み、更にその上にシリコン樹脂をケースの容量満タンに充填しました。

つまり、密閉容器の中に、粘土とシリコンでテニスボールがピッタリ入る2つ割の型を作った、、、ということです。

しかし、、、
かれこれ、10日になるというのに、、シリコンの下の方がまだ、固まっていないようです。

あと数日で取り出してみようと思います。

上手く外れてくれるかな。。。
第18回 2010/3/29
先日用意したテスト用気密ケースの、気密度をお風呂の中でテストしました。

@ 450cc容器の中に200ccの水を入れ、バブをひとかけら投  入してしっかり蓋をする。

A バブが溶けるまで待つ。

B ケースをお風呂につけて、空気漏れが無いか、しばらく観察。
  ■空気漏れは無かったです。。■

C 容器の中の気圧を推測する為に、お風呂の中でケースを開いて中の  気体を水中の洗面器でキャッチして、この期待の体積を測定。
  ■その結果、気体の体積は、500cc程度だっので、ケースの中  の圧力は、ほぼ2気圧程度だったことが判りました。■

■結果■
2気圧でも、漏れが無いことが判ったので、今後このケースで、実験を行うことを決めました。

■余分な発見■
お風呂の中でケースを開いた時、蓋をゆっくり開いたので、僕は、徐々に空気が漏れ出てくると思ってたら、『ドンexclamation ×2』という音と衝撃で、気体が出ました。あー怖かった。高圧の気体を閉じ込める容器は、こういう危険性も有りますね。。これからの実験のテーマにもしなくては。。
第17回 2010/3/23


ボールパックの3D画像をマイミクさんとのタイアップで、製作していただいてましたが、見本画像が出来上がってきました。

見事な出来栄えです。

商品形状だけでなく、その効果や機能を視覚イメージとしてダイレクトに伝えたいので、実際はこの画像は動画になります。

串ダンゴ式ケースは、どんどん繋げることができ、たこ焼き式に比べて安価に製造することが出来そうです。
第16回 2010/3/23


ボールパックの3D画像をマイミクさんとのタイアップで、製作していただいてましたが、見本画像が出来上がってきました。

見事な出来栄えです。

商品形状だけでなく、その効果や機能を視覚イメージとしてダイレクトに伝えたいので、実際はこの画像は動画になります。

たこ焼き式ケースは、一度の開閉で、数個のボールの、出し入れが可能なタイプです。
第15回 2010/3/20


実験の結果です。。。
予想外のことが起こりました。

なんと、写真のようにゴム膜が膨らんだんです。
その体積は、もともとの体積の約2倍。

つまり、ケースの中の気圧は、約0.5気圧ですexclamation ×2

なんでこうなるのexclamation & questionあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

しかし、、ケースのパッキンが不完全でないことは、これで証明されたと言えます。

バブを入れて泡が出た直後は、ゴムの凹み具合から、約2気圧程度にケース内の気圧が上がっていることが確認されてました。
それが、半日置いてみてみると、逆に気圧が下がっている。
ミステリーだ。
第14回 2010/3/19


まとまった注文の出荷が終わって、数週間ぶりに、少し時間が出来そうなので、テニスボールパック計画再開です。

まず、先日買った密閉容器の気密性(内圧が高くなったときに気体が漏れないか)のテストをします。

小さな容器は、気圧の変化確認する為の測定器です。上面にはオレンジ色のゴム風船を切って作ったフタを被せています。ゴムの膜が平らな時は1気圧、凹型にくぼんだら周りの気圧があがっいる証拠です。

大きな容器に、水200ccを入れ、気圧測定器を浮かべてから、水の中に発泡入浴剤(バブ)を2グラム入れて、フタをぎゅっと締めました。

細かな泡が沢山立ち上りはじめ、徐々にゴムの膜の真ん中が凹んできました。
(凹むスピードが速いので、破裂の心配があったので、途中2度ほど、フタを緩めて、内圧を1気圧に戻しました。)

最終的に、ゴム膜は、3枚目の画像程度に大きく凹んだ訳ですが、少なくとも数日様子を見て、この状態に変化が無いかを確かめる必要が有ります。

もし、ゴム膜が平らに戻っていくなら、、、このケースの気密性は不完全である、、、ということになり、今後のテストには使えません。

つまり、これは、ボールパックのテストをするためのケースのテストです。
第13回 2010/3/15




テニスボールパック。。。
しばらく沈黙していたのには訳があります。

出願番号は頂いているのですが、発明協会からのオンライン出願で、料金納付方法について(予定通り)手続き補正書が届きました。
約、3ヶ月以上のブランクタイムを作ることができることが判った訳ですが、、、その使い道は、色々考えられますね。
(特に金欠発明家にはあせあせ

もう一つの理由は、本発明の方法を実験する為の適切なケースがなかなか見つからなかったのですが、、使えそうなモノがやっと、手に入りました。
(探していたのは、テニスボールに近いサイズの直径で、内圧に対して剛性があり、ねじ込み式または、クランプ式でパッキンが付いているもので、透明なもの)

このケース内にボールにピッタリの、入れ子(パッキン)を作り、容器内の空間体積を、ボールの体積と近づける必要が有ります。
そのパッキンの部材としては、油粘土を使う予定です。
第12回 2010/1/26
    

既存品テニスボール加圧ケースのテストですが、、、

数週間経過するものの、殆ど違いが感じられない!?

そこで、小型の圧力計を購入し(ヤフオクで600円)、ボールケースの中に、ほりこんで、ケースを収縮させた際の気圧変化を調べましたが、、針は、ピクリとも触れない!!!

そこで、小さなコップにサランラップを被せて輪ゴムを巻き、簡単な気圧計を作り、これをボールケースの中に、ほりこみ、ました。

ケースを収縮させると、ラップ面は、どんどん凹型に変形していきます。しかし、いっぱいに締めこむ前から、様子がおかしくなり、凹型が、緩やかになり始めました。。。
どうやら、どこかから、空気が漏れているようです。

実は、ケースには、知らない間に小さなヒビが入っていて、もしかすると、それが原因かも、、、と言うことが考えられたのですか、、

最後の手段として、昨日、風呂に入るときに、ケースをお湯に沈めて確かめてみました。

すると。。。

ケースを閉めこんで収縮するに従って、火山が噴火するように、ゴムパッキン(Оリング)のところから、内部の空気が、時々ドバッっと漏れ出す様子が見えてしまいました。
原因は、これだ!!(ヒビの部分は、全く漏れてませんでした。)

ゴムパッキンは、手で触ると継ぎ目のような僅かなバリが感じられ、この部分が致命的かもしれないし、また、考えてみると、ボールに付着したごみや、砂が、この部分に噛み込むことは、十分に考えられます。

既存品は、3種類の商品が販売されおり全てこの方式なのですが、、、もしかすると、今までの商品は、機能的に不完全だった為に、余り評価されていなかったのかもしれない。。。
という推測もできます。

当方の「ボールパック」は、既存品と比べて、構造が異なる為に、空気漏れの心配は少ないと思いますが、、、、気密性については、十分にテストしなくては。。。!!
第11回  2010/1/07


現行モデルのテニスボール加圧ケースを入手しました。
(マイミクさんのご好意で、送っていただいたモノです>>>感謝)

で、先日からこのケースを使った実験をはじめています。

テストしているボールは、全部で4球。ボールパックへの収納は、3球なので、ユーズドボールを1球追加して、テストしています。

ボールA ボール缶から開封後、テニスに使用せずそのまま放置。
ボールB ボール缶から開封後、テニスに使用せずボールパックで保管
ボールC ボール缶から開封後、テニスで使用してそのまま放置。
ボールD ボール缶から開封後 テニスで使用してボールパックに保管
ボールE ユーズドボール テニスには使わず、スペーサーとして使用

実験の目的は、
■1 ボールケースの効果を、ボールを使用した場合と、ボールを使用しなかった場合で比較する。
■2 テニスボールの空気の漏れが、自然漏洩によるものと、テニスで使用することによる瞬間的高加圧による漏洩によるものと、(ウェイトを)比較する。
■3 空気の減ったボールが、多少でも復活する効果が有るのか。。

※ テニスは、1/4 30分練習、2時間30分 ダブルス4試合(計36ゲーム)

我慢できずに実験を始めたのですが、、実は、まだ、ボールのバウンド量を測定する方法が確立できていません。
最終的に、測定すれば、それでも良いのかも知れませんが、グラフ化したいので何とかしなければ、、、
第10回 2009/12/20
昨日、商品化の為の強力な武器、と位置づけている「3DCG」の製作に協力していただけるマイミクのクリエーターの方と、大阪でお会いしました。

仕事を仕事と割り切らずに、課題を自分のスキルと捕らえておられるような、私よりも、ン十歳?若い、好青年でした。

しばらく、彼に実働していただくことになると考えると、久しぶりに私も背負うものができた。。。という思いです。

商品化して、利益を上げないと、彼の働きに対する報酬を支払えないので、。。彼のためにも何が何でも商品化しなければ、、

今までに無い、そういう思いを感じてます。
第9回 2009/12/18
発明したものが、

どんなカタチで、
どうやって使い、
どんな効果が有るのか。。。

今までは、こまごまと文章や、ややこしい図面で説明してましたが、、
これを、スパーンと、一発で相手に伝えるに伝えることができたら、どんなに素晴らしいか。。。

そこで、立体動画(3DCG)の手法で商品の概要を説明してみよう。。と思いました。

私には、そんな技能が無いので、ミクシーを通じて募集したところ、
ありがたいことに、直ぐに協力していただける人が現れました。


さて、、どんな、内容にしていくのか。。
明日お会いして、知恵を出し合いたい、、と思ってます。
第8回 2009/12/15
テニスボールパックのアイデアですが、これからどうしていくか。
ちよっと考えてみました。

普通、、アマチュア発明家がアイデアを商品化しようとする場合、出願したアイデアを書いた手紙を、商品化してくれそうな企業に送る。。。
というのが、最も一般的な方法でした。
また、電話を掛けて、アイデアを見てもらいたいので、一度お会いしたいのですが、、という方法も、企業の規模が小さい場合は有効でした。

しかし、過去の経験から、これら一番ポピュラーな方法は、一番相手にしてくれない方法ではないか。。。みんながやるから目立たず、右から左に、受け流される(ムーディー勝山!?)のではないか。。。

商品の売り込み方にも、発明と工夫を盛り込まなくては!!!

キーワードは、
「川下への商品提案を先にして、このグッズ、どこに行ったら買えるの?っていう風に、先に需要を喚起する。」


■■商品化のための準備■■

@判りやすい商品の説明方法

A機能的な効果の検証(試作品での効果検証)

B社会的な効果の推測、計算

Cプレーヤー、コーチ、に商品知って貰い意見聞く。商品に反映する。
(商品告知/必要性の有無/価格/モデルAB/入り数/ )

Dテニスショップへのアンケート。又は先行予約。
(商品告知/需要の予想/価格/仕入れ経路の制約)

E商品及び商品化の取り組みに関して メディアリリース


■現在、@判りやすい商品説明 
を目的にした、3D動画の製作を準備中です。
その話は次回日記で。
第7回 2009/12/10



明細書の続きです。。
【発明を実施するための最良の形態】
を飛ばして、実施例で実際の効果を予想した部分を掲載します。


【0020】
 次に、本発明のケースを用いた場合の、減圧防止効果を具体的に説明する。
代表的なプレッシャータイプテニスボールの構造寸法を測定してみると、外径66ミリ メルトン層の厚み2.8mm ゴム球の厚み3.2mm ゴム球の内径54mmであった。尚、ボール内圧を1.8気圧、メルトン部分の空隙率を50%と仮定して以下計算する。
【0021】
実施例1
図1に示した例のケースで、ケース内径を66ミリとして、ケース閉止時にパッキンが密着開始後0.5mmのストロークで押圧変形する場合について考えると、
ゴム球内空間体積 82500 mm3
ゴム球体積    115400 mm3
ボール体積    150500mm3
直径66mm 幅0.5mmである縮減ストローク容積 1700 mm3 
ケース内容積(ストローク前)   150500+1700=152200 mm3
ケース内容積(ストローク後)   150500 mm3
ゴム体積     32900 mm3
メルトン実質体積 17600 mm3
0.5mmの加圧ストロークにより得られる、ケース内部の圧力上昇は、
150500+1700/150500=1.01  
ボールが入っていない状態では1.01気圧となる。
一方、ボールが入っている状態では、
(150500-115400-17600)+1700/(150500-115400-17600)=1.1
1.1気圧となる。
【0022】
 この状態で長期間保管した場合、ボール内の気体が容器内空間に漏れ出す。
この際、平衡状態となる気圧を計算すると、
ケース内の総気体が1気圧の時の体積 
82500×1.8+17600×1.1=148500+19300=167800
ケース内で、気体が占める事のできる体積
82500+17600=100100
ゴム球の内外で気圧が平均化されたとすると、167800/100100=1.676
つまり、1.8気圧の内圧のボールを本発明ケース内に保管した場合、ボールの内圧とケースの内圧は約1.68気圧で平衡し、ボールの内圧はこれよりも低下することは無い。
尚、例えば2度目の使用で1.6気圧になったボールを、再び本ケースに収納した場合、同様に計算すると、1.51気圧よりも低下することは無い。
【0023】
実施例2
図3に示した例のケースでパッキンが2cの位置に設けられた図6のタイプであり、ケース内径を66ミリとして、ケース閉止時にパッキンが密着開始後3mmのストロークで押圧変形する場合について考えると、
ゴム球内空間体積 82500 mm3
ゴム球体積    115400 mm3
ボール体積    150500mm3
直径66mm 幅3mmである縮減ストローク容積 10300 mm3 
ケース内容積(ストローク前)   150500+10300=160800 mm3
ケース内容積(ストローク後)   150500 mm3
ゴム体積     32900 mm3
メルトン実質体積 17600 mm3
3mmの加圧ストロークにより得られる、ケース内部の圧力上昇は、
ボールが入っていない状態では 
150500+10300/150500=1.068)  
約1.07気圧となる。
ボールが入っている状態では、
{ (150500-115400-17600)+10300}/(150500-115400-17600)=1.5835
約1.58気圧となる。
【0024】
 この状態で長期間保管した場合、ボール内の気体が容器内空間に漏れ出す。
この際の平衡状態となる気圧を計算すると。
ケース内の総気体が1気圧の時の体積 
82500×1.8+17600×1.58=176300
ケース内で、気体が占める事のできる体積
82500+17600=100100
ゴム球の内外で気圧が平均化されたとすると、176300/100100=1.761
つまり、1.8気圧の内圧のボールを本発明ケース内に保管した場合、ボールの内圧とケースの内圧は約1.76気圧で平衡し、ボールの内圧はこれよりも低下することは無い。
尚、例えば2度目の使用で1.6気圧になったボールを、再び本ケースに収納した場合、同様に計算すると1.59気圧よりも低下することは無い。
【0025】
 以上、説明の通り、本発明のテニスボール保管用加圧ケースでは、従来のような長いストロークの圧縮密閉構造を必要とせず、ケース内の圧力を高めることができる。
即ち、ボールとケースの間の残存空間を最小化することで、ボールより漏出した気体により、ケース内部の気圧が高まる効果が顕著なものになるように構成されたものであり、また、この為、ケース閉止時の僅かな圧縮ストロークでも効果的にケースの内圧を上昇させることができるものである。


っていう感じ。。。です。

第6回 2009/12/8
ボールパックは、昨日無事に出願完了しましたので、もう公知の心配が無くなりました。(出願前に、世の中でその技術が知られていたら、たとえ発明者が公表したものであっても、特許を受けられなくなるというルール)

だから、安心して発明の中身を書いてしまいます。

ちなみに、この文章は テニスボールパック商品化計画5の続きです。

【発明が解決しようとする課題】
【0005】
 テニスボールの使用頻度があまり高くない場合、テニスボールの表面のフェルトが摩耗していないにもかかわらず、ボールの空気圧が低下して使用するのに適さないことが良くあり、そのような場合にはテニスボールを廃棄するしかないため、非常に経済性が悪く、エコロジーの観点からも望ましいものではなかった。本発明は、プレッシャーボールを保管するための、繰り返し利用が可能な加圧ケースに関するものであり、現在用いられている加圧型容器に比べて、格段にシンプルな構造となり、寸法形状もコンパクトに製作可能で、また安全性も高まるという効果が有る。更に、使用時に、ケースを圧縮する為のストロークの長いねじ込み操作が不要になるので、取り扱いが簡便になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
 ボールとケース内壁との間の残存空間を最小化することで、ボールより漏出した気体により、ケース内部の気圧が高まる効果が顕著なものとなるように構成されたものであり、また、この為、ケース閉止時の僅かな圧縮ストロークでも効果的にケースの内圧を上昇させることができるように構成したものである。
【0007】
 即ち、本発明のテニスボール保管用加圧ケースは、半球型の凹みを持つ複数のケース体より構成され、この凹み部分を対向させた状態では内部空間が球形に形成され、その寸法がテニスボールの規格寸法と同程度となるものであり、対向するケースは、開閉可能に形成され、閉じた状態では、少なくとも該球形空間の気密性が保たれるように、ケースの間にパッキンが位置するように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
 本発明の加圧ケースを用いることで、ボールの使用可能期間が大幅に伸びる。
この為、空気圧さえあれば、十分に使えるテニスボールを破棄せざるを得ないという無駄を無くすことができ、経済性、エコロジーの観点から社会的に有効な効果を持つ。
従来の長いねじ込みストロークを要した加圧式容器に比べて、非常にシンプルな構造となり、軽量、コンパクトに形成することが可能で、コストダウンにも繋がる。また、圧縮空気の総量が少ないので、万が一、ケースが破裂した際の危険性も低く、容器自体の強度を高める必要も少ない。従来の加圧ケースに比べて利用が容易なので普及が促進される。


という感じです。。。
本当に効果が有るのかどうか、、、
次回は、実施例として、計算上の減圧防止効果を書きます。
第5回 2009/12/2
特許明細書の作成中です。
予定では、数日中に出願の予定。
図面に結構時間がかかり、丸一日近く潰れてしまいます。

【技術分野】

【0001】
本発明は、テニスボールの空気圧の低下を防止するのに使用される、テニスボール用●●●に関するものである。
【背景技術】
【0002】硬式テニスに用いられるプレッシャーボールは、ゴム製中空球体であるコアに1.8気圧前後の圧力気体が封入されており、球体の表面にメルトンと呼ばれるフェルトが貼着され形成されている。このプレッシャーボールは、ゴムの特性により大気圧下で長時間放置すると、少しずつ内部の気圧が低下してしまい、望ましい反発力が得られなくなる。その為、プレッシャーボールは製造後直ぐに加圧容器に封入されて、開封されるまで高圧状態下で保持し、ボールの内圧が減圧するのを防いでいる。
【0003】上記の加圧容器を開栓して、ボールを取り出すと、その後は徐々にボールの内圧は低下していき十分な反発力が得られなくなり、一般的には、10日程度の放置で試合に使用するのに適さなくなり、1ヶ月程度で練習にも使えなくなってしまう。
【0004】ボールの減圧に対する解決策として、繰り返し利用が可能なテニスボール用の加圧容器が用いられる場合があった。これは、例えば、円筒状容器をストロークの長い螺合構造として、蓋部分を回してねじ込むことで円筒容器の容積を縮減させて容器内部の気圧を高め、ボールの内圧との差を減らすことでボールの減圧を防ぐというものである。

………こんな感じです。

第4回 2009/12/1
テニスボールを半分に切ってみた。
まず驚いたのは、中から汚い茶色の液体(水?)が少し出てきたこと。
(写真の左半分は水のテカリにより光ってます。右は、比較のため水分をふき取りました。)
調べてみると、、、
テニスボールは、製造時に水と2種の錠剤(塩化アンモニウムと亜硝酸ナトリウム)をコアに入れ、次にボールを加熱することで錠剤が熱と水に反応し窒素ガスを発生し、ボールの内圧が高まる。という仕組みらしい。

さて、次にボールの寸法を測ってみた。
コア(内側のゴム球)の内径… 54ミリ
コアの厚み… 3.2ミリ
メルトンの厚み… 2.8ミリ
ボール重量 56グラム

<ボールは、いつも使っている ダンロップ フォート>


第3回 2009/11/30
調べてみると……2種類の商品が販売されていました。

@ 商品名…テニスボール圧力再生器 価格8000円  宮崎県の個人の方が製作しネット販売
空気の抜けたボールに針を刺してポンプで空気を入れなおす。針を抜く時に(多分針先から)接着剤がボール内面に付着して、穴を修復する。。。という商品 接着剤はボール200個分で1000円

A 商品名…ボールセイバー  定価3200円 実売1800円  GEXCO社製 (アメリカ?)
B 商品名…Restore                実売1980円 メーカー不詳

ABは、共に筒状ボールケース。 ケースの蓋をねじ込むことで密閉しながら圧縮する構造で、ケース内の気圧が1.8気圧前後まで上昇する。いずれもボールは3個まで入る。

さて、、、メリット、デメリットをネットで調べてみると、、、
@ メリット〜 
加工時間は慣れると速く、1個あたり1分以下。
装置は高いが、ランニングコストは、1加工あたり5円
実質的に、空気の抜けたボールを再生する方法は、他には無い(ようだ)
@デメリット〜
加工に適さないボールが何種類か有り、また、適するボールでも失敗することがある。
加工後の耐用回数は、新品よりもかなり劣る。
装置の使用方法の習得に(ある程度?)時間がかかる。
数個だけの処理にはあまり適さない。

AB メリット〜
ボールをケースに保管するだけで空気が抜けない。 
ABデメリット〜
加圧のためのねじ込みが、多少厄介。
ケースが想像以上に重たい。(400グラム)

私のアイデアが、割り込もうとしているトコロには、こんな商品がありました。

 
第2回  2009/11/29
私は、週末 土日にテニスをしています。テニス歴20年位かな?

テニスする人はみんな知ってるのですが、(硬式)テニスボールはケースの蓋をプシュッと開けると僅かずつだけど、空気が抜けていき、2週間程度で試合には使えない程になってしまいます。

メルトンと呼ばれる表面の毛が、消耗したらあきらめもつくけど、外見ピッカピカのニューボールが空気抜けて使えず捨ててしまうというのは、なんとも勿体無い話です。

私が商品化したいと思っているのはこの話、、、
つまり、、、空気が抜けないボールケースです。
第1回  2009/11/28 
私は、オリジナルの発明品を自分で製作販売して暮らしています。。
多くの発明家の持つ「夢」として、アイデアを企業に買って貰い、あとは、ロイヤリティーで左うちわな生活。。
というスタイルがあるのですが、
私の場合、発明は楽にお金を手にできる方法、ではなくて、発明完成後、取り扱ってもらえる会社に売り込む、、、注文が入ったら作る、、、と、やりがいはあるものの大変な仕事でした。

そこで、ちょっと初心に帰り、企業にアイデアを商品化してもらう、、、という王道??に再挑戦してみます。

商品化してみたいアイデアは、100件以上あるのですが、、その中で選んだのは、
テニスボールの保管ケースです。


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